気温が上がってきて雪解けも進み登山に出かける準備を始めている方も多いのではないでしょうか?
荷物の準備や体力をつけておくことも大切ですが、
登山に限らない基本的なマナーもありますが登山特有なものも存在します。
知らないと危険な目にあうかもしれませんので是非確認してから登山に行くようにしてください!
始めに最も大切なことを言いますと、
マナーの押し付けや思い込みはよくない
ということです!
内容について解説していきますので最後までご覧ください!
マナー基本編
最初に紹介するのは登山に行く際には押さえておきたい基本的なマナーです。
中には登山に限らずどこでも守ったほうがいいマナーがあります。
逆に言うと、以下にあげるようなマナーは誰しもわきまえていることが望ましいとも言えます。
あなたのマナーは普段の場面だけでなく登山でも通用しますか?
確認していきましょう!
あいさつをする
何を言うんだという方もいるかもしれませんがあいさつはとても大切です。
大切さは理解されている方も多いと思います。
登山では、体調を確認する手段にもなっているからです!
過度に疲労している時や体調が悪い時にはあいさつがなかったり顔色が悪くなると思います。
そんなサインにいち早く気付けるのがあいさつなのです。
知らない人が前から来ると思っても思い切ってあいさつをしましょう!
相手も返してくれますし、もし相手の顔色を見て体調が悪いなと思ったら救護してあげてください!
また、道を譲るなどタイミングや順番を決める場面も登山には存在します。
うまくいかないと衝突したり最悪滑落する恐れもあります。
顔を見て声をかけるようにしましょう!
ゴミを持ち帰る
(登山用品店にはゴミを少なくする工夫のされた商品がたくさんあります。眺めるだけでも楽しいです。写真はモンベルのコンパクトドリッパーを使ってたまでコーヒーを入れて飲んだ時の写真です。)
これも登山に限らずとても大切なマナーです。
遠足の時に先生から言われた言葉を今でも覚えています。
他人のゴミを拾うのはお任せしますが、小さな袋など荷物にならない範囲であれば持ち帰って山を綺麗に保ってくれると長く綺麗な山が続くのではないかと思います。
残してしまったゴミがどんな影響を及ぼすかというと、
・クマが人間は食べ物を残すを学習し人に近づくようになる
など山にとっても人間にとってもいいことはありません。
山で簡単にできる調理方法や行動食がいろんなものがありますが、
テーブルやベンチ、標柱、道標の占領はしない
(槍ヶ岳の山頂付近の分岐部に立つ道標。見えないで確認不足で歩くと大変な事になります。)
街でも場所取りなどで度々マナーを考えさせられることがあります。
山でも同じようなことがあります。
休憩をするためのテーブルやベンチが設置されていることがありますが、不必要な占領はしないようにしてください!
体力に余裕のある、気持ちに余裕のある人ほど気持ち場所を譲ってあげてください!
また、山頂に立っている「標柱」や道の分岐点に立っている「道標」も写真を撮ったり見るのはいいですがその近くで休んだり場所を占領するのはしないでください!
標柱はみんなが写真を撮ったり見たりしたいはずです。
混み合うと狭い山頂で思わぬ事故につながりません。
道標も参考に歩いている人がほとんどです。
参考にできないと遭難する恐れがりますので歩いている人から見えるようにしてください!
マナー登山編
ここからは登山にまつわるマナーです。
ご紹介する前に大切なことを一つ。
お互いに気分良く登山が出来るように過干渉はしないようにあいさつをする程度でもいいかと思います。
登りが優先
登山をしているとすれ違うこともあるかと思います。
どちらかが足を止めないといけない場面があると思います。
になります。斜面に対しというのは山頂に向かって歩いていても下るときが登山道によってはあります。そういった場合も斜面を登る人が優先になるということです。
しかし、グループで登山をしている、譲ってもらって急いで登って怪我をする恐れがある場合など考慮するべきポイントがあります。
そういった場合にはお互いが声をかけ譲り合って通行する方を決める必要があります。
譲ってくれたら「ありがとうございます」
譲った方も「ゆっくりどうぞ」
と声をかけてくださいね!
すれ違いの時に止まる人は「山側」
先ほど紹介したすれ違いや追い抜きなどは登山には多く見られます。
その際に気をつけなければいけないのが止まる人がどこに止まるかです。
特に道の片方が崖になっている時は注意が必要です。
崖側で止まっていて通行した人が止まっている人に当たってしまったり、さらに避けようとして滑落することを防ぐためです。
もしも崖側で止まっている人がいたら優しく声をかけてあげてください!
上り下り用の鎖やロープ以外は持たない
地面から50㎝ほど浮かせて張られているロープには絶対に触れないようにしてください!
手すりのために設置されているのではなく、高山植物や動物の保護、危険箇所に立ち入らないように張られているロープです。
また、丈夫に設置されていないので持つと杭が抜けてバランスを崩す恐れがあります。
疲れている時には何かに捕まりたくなりますが持たないようにしましょう!
そういった場合にはトレッキングポールがオススメです。
最後に
(朝焼けの燕山荘。燕岳の山小屋泊は初心者の方でも始めやすいと思います。詳しくは登山レポートを参照してください。)
登山に限らずマナーや注意点は日常にあります。
登山をしている人に悪い人がいないと言いますが、登山でもマナーを意識したり守っていることがその所以なのではないかと思います!
また、山の雄大さや厳しさもわかった上で楽しむ寛大さもその理由の一つかもしれません!
最後までご覧いただきありがとうございました。