理学療法士がケアマネを取得するメリットを7つ紹介したいと思います。
取得を考えている人や持っているけどどうやって生かしたらわからないという方の参考になれば幸いです!
メリットは、
退院後の生活のコーディネートの仕方がわかる
予後予測に即したサービス提案ができるようになる
試験合格後の研修で仲間が増える
試験合格後の研修を通し意見をまとめる能力が鍛えられる
キャリアアップにつながる(兼任が許可されている)
ケアマネとして働ける
です。
それぞれ解説していきます!
受験を資格を得るには特定の資格を保有し5年間以上働く必要がありますが上記のメリットは大きいと思います!
ボリュームがあるので時間がない方は目次と見出しだけでもみていってください!
介護保険の知識が得られる
介護保険に関する知識が増えます!65歳以上?40歳以上?といったのも代表的ですね。
それ以外にも思いつくものがいくつかありますので紹介します。
支援と介護の違い
この違いって説明できますか?
介護に必要な時間は大きく違いますが、ざっくりいうと、改善の見込みがあるか継続して支援の必要があるか?です。
担当している方の介護度に相違があるなら区分変更申請を促してみましょう!
介護でしかレンタルできないもの
退院後はベッドで寝てください!
と指導する場合もありますが、要支援ではそもそも貸与にベッドが含まれません!
レンタルできないものもあって、入浴用の道具など直接肌に触れるものもレンタルにはありません。
申請日に遡ってサービスは利用できる
申請が◯日だから介護度が出るまでは退院できない?と思う方もいるかもしれません。
サービスは申請日に遡って利用できるので心配ないです!
ただ限度額には注意が必要です。
要介護2を想定してサービスを組み込みすぎて実は要介護1だった場合には差額は自己負担になってしまいます!
住宅改修は提案から1ヶ月かかる?!
リハビリスタッフから提案後、ケアマネが提案書を元に役場に提出書類を作成します。
その審査に約1ヶ月弱かかります。
工事自体は1日もあれば終わるものばかりです。
20万円までが1割負担で行えますので、見積もりが23万円であれば5万円が自己負担ということになります。
手すり1本だけなら申請しないという方もいますが、工事後の申請はできないので一度設置型の手すりを利用して自宅退院した後に申請が通り次第工事をしてもらうのありだと思います。
退院後の生活のコーディネートの仕方がわかる
ケアマネにいってサービスを組んでもらう!と考えがちですが、サービスを組むだけが仕事じゃありません!
そもそもサービスありきで考えていない
まずは、本人・家族の希望の聞き取りをし、本人達の自助を発揮するように関わります!
その自助と希望する生活の乖離が生まれてからサービスで補うという考えに至るようです。
そのため、サービスの提案はもちろん行うのですが、私は
本人へ手伝いが必要なところ
という形で情報提供しその手伝いが家族なのかサービスなのかケアマネに委ねています。
インフォーマルサービスの活用こそケアマネの仕事
様々なサービスが存在し、介護度にかかわらず自己負担も含めてしまえばいくらでもサービスは組み込めます。
しかし、それにはお金も必要で介護保険の資源(事業所のキャパ)にも限りがあります。
そこでインフォーマルサービス(家族、近隣住民、NPO、ボランティアなど非公的サービスの総称)の出番です。
公的な介護保険などのサービスに比べ画一されていませんが、ニーズにあったきめの細かい援助ができると言われています。
地域をよく知るケアマネだからこそ提案できることだと思います。
予後予測に即したサービス提案ができるようになる
退院後の生活をうまく組み立てることができるようになると在宅復帰への予測の精度も増します!
ケアマネの仕事知ることで自分のやるべきことが明確になるといった感じです。
退院後に必要な介護からサービスを提案できるようになる
入院中の聞き取りを通して必要なサービスの提供がスムーズに行えるようになりました。
もちろん、サービスの様子もわかるのでリハビリでどこまで改善を図る必要があるかもわかるので目標も立てやすくなります!
理解が得られやすくなる(説得力が増す?)
介護保険のサービス利用に消極的な考えを持っておりなかなか利用に理解が得られない場合もあるかと思います。
そんな時に、ケアマネの研修での出来事やしっかりと話を聞いてからあれこれ手を考えてくれると説明すると理解が得られやすくないます。
知らないことをただ相手に押し付けることはできないないと思います。
試験合格後の研修で仲間が増える
自分の県では6人1グループで研修があります。県内の同業の方と知り合ういい機会です。今でもたまに連絡を取り合って情報を交換しています!
実務者研修は長く大変だけどグループワークは楽しい
約20日の研修を3ヶ月程度かけ行うのでその間の公休は研修でほとんど取られてしまいました。
でも一つの話題に対し意見を尊重しつつ自分の考えを述べるのはいい経験で楽しかったです!
苦手意識がある人も講師の方が多く参加されており手助けしてくれます。
県内のケアマネ仲間ができるので相談や情報共有ができる
実際にケアマネとして働いた際には担当してるケースの方に何かいいサービスはないかとかうまくいった例などを情報を交換する場合も出てくるかと思います。
そういった場面でも同じ研修をうけたグループのメンバーが頼りになるかと思います!
試験合格後の研修を通し意見をまとめる能力が鍛えられる
グループワークは意見をまとめたり、引き出したり、伝えたりと実務に即したものが多くスキルアップにつながります。
理学療法の仕事でも意見をまとめて相手に伝えるスキルは必要になります。
考えをわかりやすいように伝えることが多いグループワークでは取り組んでいるうちに苦手意識がなくなっていきます!
キャリアアップにつながる(兼任が許可されている)
新米のケアマネだと難しいと思いますが、ケアマネとして仕事もしつつ理学療法士としても働くことが許可されています。
自分は両方を程よくなんて嫌なのでどちらも手を抜かずと考えるとできないと思います。。。
やっている人、やろうと考えている人は無理なく頑張ってもらいたいです!
また、人員の問題で資格を持っている人を採用したいという事業所はあるはずです。
そのため、リクルートに多少なりとも有利になると予想しています。
ケアマネとして働ける
ケアマネジャーは生活全般へ介入し本人家族へ介入できるので、療法士とは別の視点で関われる良い仕事だと思います。
理学療法士としての身体機能や活動、参加への介入だけでは物足りず、取り巻く環境全てに介入したいと思うならケアマネとして働くことができます!
まとめ
理学療法士がケアマネを所得するメリットを7つ紹介しました。
まとめるとメリットは、
退院後の生活のコーディネートの仕方がわかる
予後予測に即したサービス提案ができるようになる
試験合格後の研修で仲間が増える
試験合格後の研修を通し意見をまとめる能力が鍛えられる
キャリアアップにつながる(兼任が許可されている)
ケアマネとして働ける
でした。
魅力的だと思いませんか?
私の場合は知人からの勧めもあり資格受験してみましたが、とてもよかったと思っています!
知識ももちろんですが、研修でのやりとりやリクルート関係でとても満足しています。
日々勉強して学びを臨床に生かしていきましょう!