【臨床実習】レポートの書き方を紹介します【PTS向け】

理学療法

臨床実習はただでさえ緊張することですが、それに加えて

提出物、課題がある

ことがさらに大変なポイントです。

自分自身も学生時代に大変な思いをした一人です。

現在の実習環境は改善されたように思いますが、それでも

提出物や課題で困る

のは見受けられます。

知識や推論を図る、モチベーションを表現するなど重要な側面があるので仕方ないことだと思います。

それらの解決の助けになるように記事を書いてみます。

この記事を読むことで、日々提出する書類で好印象を与えることができ、実習が無難に乗り切ることができます!(保証はしませんが笑)

私自身は、

臨床11年目
臨床実習指導者講習会修了
臨床実習指導10人経験
新人職員指導5人
脳卒中認定理学療法士

といった経歴を持っています。

その経歴から考えられる、

しのたく
しのたく

臨床実習のレポートの書き方を考えてみました!

最後までご覧ください!

 

自分の考えを最大限盛り込む

見学や質問で聞いたことを書くことはいいですが、自分の考えなしでそれしか書いてないと

何をみていたんだろう?何か考える・思い付いたことはないかな?

と指導者側は思います。

それに加えて思いつくだけでいいので

自分の考えを盛り込む

ことをしてもらいたいです!

思いつくこと1個でもいいので考えたこと、自分でも理解できたことはこれ!と書いておくと

そこまではわかっているのか、じゃあここから教えてあげよう!

と思うので実りのある実習に、よりコンパクトなやりとりに抑えることができます!

(ここまで知ってるんだったらここも教えてあげよう!と熱が入るパターンもありますが・・・)

・自分の考えを盛り込む
・不明な点を書く(考えたけどわからなかったこと)
・常に考えを出し切ることでトレーニングされていく=実習が段々と楽になる

実習が進むにつれて書く内容だったり質問・疑問の深さが増して早くなると思うので考えることはなるべく諦めずに続けてください!

バイザーに聞くのにハードルを感じる場合は聞きやすいスタッフに聞くのもありだと思います!(本来の形ではありませんが仕方ない場合もあります!)

ここで改めて重要なことが、自分の言葉で書くということです。

誰かの考えを丸写しだと、すぐにわかります。

自分で考えたレポートを書けるように日頃から考えをまとめたり、疑問に持つクセをつけると実習で悩まないかもしれません!

 

書き方の基本

考えを書いて欲しいと言いましたが、書き方には一定のルールがあります。

姿勢評価や歩行観察など身体を表す場合には必ず左右を書く、頭から足部に向かって書く

など学校で聞くような聞かないようなことがあります。

絶対的な決まりでなないように思いますが、記録物には一定ルールを決めて書く方が見やすいですし、わかりやすいです。

特に左右は慣れてきたり一つの事象に焦点を当てて書いている際には忘れがちですが、必ず書いてください!

カルテの書き方については、それ以外の実習内容と同様に

見学ー共同参加ー実施

の流れと同様に見学から始めるのがいいと思っています。

いきなり記載を求められてもわからないことが多いと思うので聞きやすいスタッフに聞いてみていいかもしれません!

 

レポートのテンプレート

テンプレートを考えてみました。

必ず全部の項目を埋める必要はないですが、これらの項目を知っておくと知らないのでは表現の違いやバイザーからの印象は異なると思いますので知っておいてください!

このテンプレートはあくまで自分が考えたものなので全てではない!といことを念頭において活用してください!

項目        内容              学習項目となる実習
①観察(現象)     姿勢や動作をそのまま記録  ・・・見学実習
②評価           原因分析(身体機能、心身構造)・・・評価実習
③介入操作(仮説検証) 原因に対し仮説検証を行う  ・・・評価実習
④介入           検証された方法で介入を行う ・・・臨床実習
⑤考察              介入が引き出した変化   ・・・臨床実習
⑥次の介入         次に向かうべき箇所を検討    ・・・臨床実習

例) トレンデレンブルグが右立脚期にみられる

①歩行時の右立脚期に骨盤が左に傾斜する
②右中殿筋のMMT3レベル
③骨盤を把持して歩行を行うと骨盤の傾斜が軽減する、筋収縮に明確な左右さがある
④側臥位で筋力、筋収縮速度の強化を実施
⑤骨盤の傾斜が軽減した、歩行速度が上がった
⑥継続する、体幹の代償についても評価・介入をする

といった感じで活用してもらえたらと思いますが、実際に使ってみて項目を足したり、順番を変えてみるのがいいともいます!


実習をうまく乗り切れると仕事が楽しくなる

実習での出来事や、感じた思いが今後の理学療法士としての仕事への取り組みに大きく反映されます。

大きな負荷がかかるような実習を経験した方が、臨床でのスタートダッシュが切れる?と思いますが、この辺りは正直大差ないかと思います。
むしろ、心が折れてしまうような出来事が実習に起きてしまう方が仕事へのモチベーションの低下に繋がってしまうのではないかと思います。
最低限の知識・技術は身につけて、臨床に興味があって、対象者の日々の変化が確認できる場なんだということがわかればいい実習になったと言えると思います。

この記事を読むことで、気負わずに立てた目標の達成や習得したい技術を身につけるんだと実習に臨んでもらえたらと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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