梅雨が明けてマスクを着用しての夏が来ましたね!
それに加えてフェイスシールドも着用してるので熱中症予防は必須ですね😎
私は病院で理学療法士として働いています。
理学療法で大切なことの1つに安全が挙げられます。
以前の記事にも書きましたがどんなにいい理学療法を行っても危険ではいけません。
危険を排除し安全に理学療法を遂行するのにリスク管理は必要です!
本日は理学療法士に必要な危機管理についてお話ししたいと思います。
本日の記事はこちらの本を参考にしています。
それでは始めたいと思います!
ハインリッヒの法則
皆さんはハインリッヒの法則というものを聞いたことがありますか?
ピラミット状のあの表のことです。
様々な業界で使われていると思います。
病院でも同様に使われています。
このように、
というのをピラミット状に表したものです。
何件も重大事故が起きているのに軽微の事故やヒヤリハットが少ないと割合に合わないということになります。
その場合上司は、「もっと軽微な事故・ヒヤリハットがあるはずです」とアナウンンスをするのです。
確かに、軽微な事故・ヒヤリハットは多く潜んでいるように感じます。
少しでも、今のヒヤリハットかな?と考えた場合は事例を報告することで再発防止に役立つのです。
以下にその事例の活用方法も踏まえ書いていきます。
リスク管理に重要なこととは?
業務上、後輩スタッフのヒヤリハットや軽微な事故について一緒に振り返ることが多いです。
その振り返りの中で自分自身が行っていることについてお話していきたいと思います。
その中で行うこととその意味について表題に紹介しますので表題も合わせてご覧ください!
ヒヤリハットの収集→インプット
振り返る際にまず最初にしているのが、「何が起きていたか正確に思い出してもらう」ことです。
それを行うことで、自分の普段の行動が整理され、ヒヤリハットや軽微な事故に至るまでの経過でどこにエラーが起きたか把握し対策を講じることができるのです。
その上でヒヤリハットの収集を行います。
ヒヤリハットの収集とは自分が関与したヒヤリハット事例とその類似した事例に関しての情報を仕入れます。
ここで事例がたくさんあるほど似ている事例から考えを深めることができます。
そうすることで自分の行動の問題点や他の人がどのような部分でつまずいていたかを知ることができます。
この作業はインプットとも言えます。
状況把握・まとめ・集計→アウトプット
それらを自身でまとめ自分にはどんなことに気をつける必要があったかを考えていきます。
これらは「本人からどんどん意見をもらう」必要があります。
どんな考えだったか、なぜその考え・行動に至ったかを詳細に話してもらいます。
そう言って自分でもまとめや傾向をつかんでいく作業はアウトプットです。
特にこの工程を重視しています。
この工程を充実させるにはインプットが重要になります。
また、この工程を充実させることで自分がこの後取るべく行動が明確になっていきます。
原因分析→フィードバック
自身の行動について理解が深まり行動のきっかけや傾向が掴めたとこで次のステップです。
次は自身の行動について原因を分析してもらいます。
様々な事例の中から自分の行動について原因を分析することで問題点が見えてきます。
自らが導き出した問題点を話し合うことで「こうすればよかった、こうすれば防げた」が出てきます。
出てきたところに少しフィードバックを加えるだけであとは本人の気づきで行動が修正されていきます。
ここの気づきが十分でなければ軌道修正が必要です。
本人の気づきや修正をもとに行動指針(例:〜のようにやってみます)を考えさせそれについてまたフィードバックを行います。
対策→行動する
最後の工程は行動指針(対策を講じたもの)に従って行動してもらいます。
この流れで行動に移してもらうことで、同じ場面でミスはしなくなると思います。
行動したのちにその行動に修正が必要であれば修正を加えたりと見守る必要があります。
まとめ
重大なり小なり事故やエラーが起きた時にはそれを振り返る必要があります。
その際に、上記の流れが役に立つと思います。整理してみます。
①ヒヤリハットの収集・・・インプット
②状況把握、まとめ、集計・・・アウトプット
③原因分析・・・フィードバック
④対策・・・行動する
この流れで考え行動してみましょう!
もし後輩を指導する機会があればこの流れを参考にしてみてください。
もしも、現在の行動が失敗しそうだな?という人は先輩や同僚に②アウトプットから行い意見を求めてみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
他にも理学療法に関する記事、登山・筋トレに関する記事を更新してます。
そちらも読んでみてください!